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姪浜(向浜地区)の元寇防塁。姪浜地区の元寇防塁は肥前国が担当し、
西の十郎川から小戸を経て愛宕山に至る区間に築かれている。向浜地区では、現在、小戸公園の一角に擬木柵に囲まれて指定地があり、説明板が立っている。尚、福岡市経済観光文化局のサイトでは「大正10(1921)年に内務省の考査官が現地視察し、石塁を確認したとされているが、詳細は不明である。その後、昭和30(1955)年の台風によって姪浜一帯の海浜が浸食された際に石塁が崩壊したという記録が残っている」と解説されているが、現地の説明板では「昭和はじめの調査では、ここ向浜の防塁の構造は前面を石積みし、後方を粘土で固めていたと報告されています」と書いてある。いずれにしても現在では石碑と説明板以外には何も残っていない。