日本有数の名瀑にして、秘瀑中の秘瀑である岩屋谷滝から何とか無事に帰ってきました。
所要時間は往復約18時間。うち、4時間余りは真っ暗闇の中ベッドライトを付けて歩きました。
この滝へは一度800mを登った後で、尾根を進み、最後に200m下降して滝に行きます。
日帰りは無理なので滝壺で一泊しようと思い、寝袋や5リットルの水分などを持っていたのですが、そんな荷物を全部持って最後の下降をするのはどう考えても無理で、そんなのは単なる自殺行為だと思い、必要最小限の荷物だけを持って下降を開始しました。
それでも崖としか思えない急斜面を降りるのは想像を絶するほどの厳しさと恐怖で、一つ判断を誤れば滑落するのは必至な極限状態の中で、生きた心地がしませんでした。
仮に無事に降りられたにしても登り返すことができなければ遭難です。途中で滑落しても即死しなければ、やはり遭難です。死ぬ恐怖よりも滑落しても即死しなかった場合のことを考えると本当にそうなった場合は一体どうなってしまうのだろうと尋常じゃない恐怖を感じました。
少しでも無理だと思ったら、勇気を持って退散しようと思って下降を開始しましたが、半分くらい下降した時点でこれは登り返すのも無理なんじゃないか、やってしまったんじゃないかと薄々と感じるようになりました。
その内に斜面が大崩落していてどう考えてもこれ以上進めるとは思えない場所に遭遇しました。
が、もう登り返すのも無理かも知れないという状況の中、どうせ死ぬか遭難するのなら、せめて目的の滝の姿を一目だけでも見てから死のうと思い、意を決して進みました。
何とか目的の滝に到着。日本最高の滝の一つとされる落差130m(42階のビルくらいの大きさ)の滝を堪能したあとで、登り返しをしました。
両手両足・全身・全神経を使って約2時間を掛けて200mの斜面を何とか無事に登り返すことが出来ました。
のどはカラカラ、全身からは冷や汗が出て、意識も何度か飛びそうになり、また、恐怖で気が狂いそうになり、いっそここから落ちてしまえばこの恐怖から解放されるのか?とも考えたりもしました。
実は岩屋谷滝は雄滝と雌滝があるのですが、雄滝よりもさらに急傾斜の降下が厳しいとされる雌滝にチャレンジするのは諦めました。
何はともあれ限界ギリギリのところで、何とか無事に帰って来ることが出来ました。
所要時間は往復約18時間。うち、4時間余りは真っ暗闇の中ベッドライトを付けて歩きました。
この滝へは一度800mを登った後で、尾根を進み、最後に200m下降して滝に行きます。
日帰りは無理なので滝壺で一泊しようと思い、寝袋や5リットルの水分などを持っていたのですが、そんな荷物を全部持って最後の下降をするのはどう考えても無理で、そんなのは単なる自殺行為だと思い、必要最小限の荷物だけを持って下降を開始しました。
それでも崖としか思えない急斜面を降りるのは想像を絶するほどの厳しさと恐怖で、一つ判断を誤れば滑落するのは必至な極限状態の中で、生きた心地がしませんでした。
仮に無事に降りられたにしても登り返すことができなければ遭難です。途中で滑落しても即死しなければ、やはり遭難です。死ぬ恐怖よりも滑落しても即死しなかった場合のことを考えると本当にそうなった場合は一体どうなってしまうのだろうと尋常じゃない恐怖を感じました。
少しでも無理だと思ったら、勇気を持って退散しようと思って下降を開始しましたが、半分くらい下降した時点でこれは登り返すのも無理なんじゃないか、やってしまったんじゃないかと薄々と感じるようになりました。
その内に斜面が大崩落していてどう考えてもこれ以上進めるとは思えない場所に遭遇しました。
が、もう登り返すのも無理かも知れないという状況の中、どうせ死ぬか遭難するのなら、せめて目的の滝の姿を一目だけでも見てから死のうと思い、意を決して進みました。
何とか目的の滝に到着。日本最高の滝の一つとされる落差130m(42階のビルくらいの大きさ)の滝を堪能したあとで、登り返しをしました。
両手両足・全身・全神経を使って約2時間を掛けて200mの斜面を何とか無事に登り返すことが出来ました。
のどはカラカラ、全身からは冷や汗が出て、意識も何度か飛びそうになり、また、恐怖で気が狂いそうになり、いっそここから落ちてしまえばこの恐怖から解放されるのか?とも考えたりもしました。
実は岩屋谷滝は雄滝と雌滝があるのですが、雄滝よりもさらに急傾斜の降下が厳しいとされる雌滝にチャレンジするのは諦めました。
何はともあれ限界ギリギリのところで、何とか無事に帰って来ることが出来ました。